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目指せ貯金1000万!おすすめの貯金方法と貯まった時の有効活用法を紹介します

貯金1000万

「貯金1000万円」と聞いてあなたはどう思いますか?

大した金額ではないと思うか、それとも自分には縁のない話だと思うでしょうか。

気の遠くなるような金額に感じて、「いつか貯められたら良いな」と漠然としか考えられないかもしれません。

一見難しそうに感じる1000万円という貯金額ですが、仮に現在25歳の場合、月々約20,833円を貯金に回すことが出来れば、65歳の定年時には貯金1000万円に到達します。

そう考えると、決して不可能な貯金額ではないと思いませんか?自分にも出来そうと思えるはずです。

また、貯金が1000万円ある人の割合は意外と高く、30代で約30%、50代では約50%にものぼります。

今回は、

  • 将来に備えて1000万円を貯めたい方
  • 貯金が1000万円に到達したので今後も効率的に増やす方法を知りたい方

に向けて、1000万円貯金する方法と1000万円の活用方法について詳しく紹介します。

これを読めば、1000万円の貯金も夢ではなくなり、楽しく貯金の有効活用が出来るようになりますよ♪

 

1000万円以上貯金がある人の割合は?

実際に貯金が1000万円ある人の割合はどのくらいなのでしょうか。

金融資産保有世帯のうち、世帯主の年齢別20代~60代までの貯金額1000万円以上の割合を見てみましょう。

  • 20代 6.0%(無回答0%)
  • 30代 31.0%(無回答3.1%)
  • 40代 39.5%(無回答2.1%)
  • 50代 49.7%(無回答1.8%)
  • 60代 57.3%(無回答1.4%)

※金融広報中央委員会の平成29年「家計の金融行動に関する世論調査」と「各種分類別データ」参照

年代が上がるにつれ、1000万円以上貯金した人の割合が増えています。

注目したいのは、20代と30代の差。

20代では6%ですが、30代では一気に31%に上昇していますね。

平均年収や平均貯金額を確認してみると、

  20代 30代
平均年収 男性318万円
女性261万円
男性469万円
女性296万円
平均貯金額 単身142万円
2人世帯321万円
単身589万円
2人以上世帯470万円

※国税庁「平成27年分民間給与実態統計調査結果について」参照

社会人になりたての20代は、周りが結婚し始めたり自分の趣味などで年収の割に出費がかさみます。

一方30代では、20代と比べて年収や貯金額がグンと上がります。

キャリアアップ、貯金の上手い下手、計画的に貯金を行っているかいないか、投資を行っているか等の差が出始めている結果といえるでしょう。

老後資金は1000万円あれば足りる?

退職後、65歳からの老後生活。

年金の支給額が減額されると言われている昨今、年金だけでは生活を賄えない可能性が高いです。

豊かで健康な老後を送るためにも、しっかりと準備しておきたいのが「老後資金」です。

老後資金とは、生活費や家賃・住宅維持費、医療費、趣味や冠婚葬祭費など日々の生活に遣うための資金全般を指します。

老後資金については様々な見解があり、「1憶円必要だ」という意見もあれば「1000万円以下でも大丈夫」という意見もあります。

では、実際には資金がどれ位あれば安心して老後を送れるのでしょうか。

結論としては、夫婦世帯なら一人当たり1000万円、単身なら960万円に多めに上乗せした金額が必要になるでしょう。

総務省の平成29年「家計調査報告(家計収支編)」によると、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の年金給付の月平均は約19万円となっています。

仮に夫婦2人が毎月27万円で暮らすとなると、年金で賄えない月々の不足額は8万円です。

老後期間を20年とすると、

8万円×12ヶ月=96万円
96万円×20年=1,920万円

ということで、夫婦2人で最低でも1,920万円が必要ということになります。

その他の諸経費なども考えると、65歳の定年を迎えるまでに夫婦で2000万円近くは貯めておきたいところです。

一方の単身世帯はどうでしょうか。

総務省の平成29年「家計調査報告(家計収支編)」の高齢単身無職世帯(60歳以上)の年金給付の月平均は約11万円となっています。

仮に月々15万円で暮らすとなると、年金で賄えない月々の不足額は4万円です。

老後期間20年で考えると、

4万円×12ヶ月=48万円
48万円×20年=960万円

ということで、1人で老後を生き抜くために必要なお金は960万円となります。

一見すると、夫婦世帯よりも少ない金額で済むように感じられますが、単身であることを考慮に入れなければなりません。

というのも、単身者は万が一病気や介護が必要となった時、身の回りの世話をしてくれる人がいない可能性があるからです。

その場合、施設や人を雇うことになるため、余分にお金が必要となります。

現在の生活レベルを落とさずに万が一に備えるなら、960万円に多めに上乗せした金額を準備しておくと安心です。

しかし、ライフスタイルや将来受け取る年金額は人それぞれ。自分が本当に必要な金額をシミュレーションして老後に備えましょう!

下記のサイトでは、現在の年齢や年収から、老後資金のシミュレーションをすることができます。

自分に必要な詳しい金額が知りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

【JAバンクの老後資金シミュレーション】

老後資金シミュレーション | JAバンク

【とらばーゆの単身女性が老後に備えて貯めるべき金額シミュレーション】

一生独身なら……。オンナの一生、いくらかかる?|とらばーゆ

65歳までに貯金1000万円を貯めるには?

65歳の定年までに貯めておくべき金額は、夫婦世帯の場合は1000万円、単身世帯の場合は960万円に多めに上乗せした金額でした。

気が遠くなるような金額に思えるかもしれませんが、決して無理な金額ではありません。

では、確実に1000万円を貯金するためには、毎月いくら貯金に回す必要があるのか確認してみましょう。

まず、年代別の平均手取り額は以下の通りです。

20代 男性267万円 女性261万円
30代 男性384万円 女性249万円
40代 男性486万円 女性246万円

※国税庁「平成27年分民間給与実態統計調査結果について」参照

この平均手取り額を基に計算してみると、

現在25歳の場合:月々約20,833円
現在35歳の場合:月々約27,777円
現在45歳の場合:月々約41,666円

を貯めることで、65歳の定年までに1000万円貯金を達成することが出来ます。

こうして見てみると、決して不可能な金額ではないように感じますよね?

ここからは、より貯金効率を上げるためにはどのように貯金していくのが良いのか、おすすめの方法を紹介します。

大定番!節約をする

貯金と節約はワンセットと言っても良いほど定番の方法です。

まずは、毎月の支出を固定費と変動費に分けて、「固定費」から優先的に削るようにしましょう。

固定費である住居費や保険料、通信費にお金が掛かりすぎていないでしょうか?

特に通信費は、格安SIMに乗り換えたり、余分なオプションを付けていないかチェックするといった少しの労力で大きな節約効果が得られます。

ローンを組んでいる場合は、繰上返済をして支払う利息を減らすのも良い方法です。

変動費である食費やレジャー費、服飾費での無駄遣いはないでしょうか?

過度な自分へのご褒美や衝動買いには要注意です。小さなところから無駄な出費を省くことが大切です。

自動積立で貯金を自動化しよう

いくら節約しようと決めても、お金をあればあるだけ遣ってしまうという方も多いのでは?

そんな方には「先取り貯金」がおすすめです。

給料日に、自分で貯金する分をおろして貯金用口座や貯金箱に入れる…という方法ももちろん良いのですが、

銀行の自動積立定期預金を利用すれば、普通預金口座から毎月決まった金額を自動的に貯金用口座に積み立てることが出来ます。

自分で銀行やATMに行かなくても済むので貯金し忘れの防止にもなり、給料日の直近日を積立日に設定しておけば毎月確実に貯金が出来ますよ。

複利投資で配当金をゲット

理論物理学者アインシュタインが「人類最大の発見」「宇宙で最強の力」と言った「複利」は、投資に活用すれば大きな利益をもたらします。

まずは複利計算の仕組みを見てみましょう。

例えば、あなたが元本100万円の現金を金利年率1%で貸すとします。

1年目 100万円×1%=1万円
2年目 (100万円+1万円)×1%=1万100円
3年目 (101万円+1万100円)×1%=1万201円

一方の単利計算では、最初の元本100万円にのみ利子を掛けるので「100万円×1%=1万円」がずっと続き、利子が増えることはありません。

つまり、年数が経てば経つほど、複利の方が利子が大きくなるのです。

投資では複利の考え方を利用した「再投資」という方法があります。

先ほどの例では元本100万円に対し利子1%=1万円でしたが、投資ではこの利子の代わりに「配当金」や「分配金」が付きます。

そして、受け取った利益1万円を投資に回すのです。

1万円が1万100円に増えたら、次は102万100円に対し利子1%が付きます。

このように、雪だるま式に資産を増やすことが出来るのが再投資、というわけです。

ただし預金と違い、元本割れ(投資金額を下回ること)のリスクがあることに気を付けなければなりません。

複利投資をうまく活用することが出来れば、1000万円への道のりもグッと近付きますね。

貯金1000万円が貯まったらどうする?

目標だった1000万円が貯まったら、次は活用方法について考えてみましょう。

おすすめは「資産運用」です。

資産運用とは、自分の持つ資産を貯金や投資に回し、効率的に資産を増やしていくことです。

株式投資、投資信託、不動産投資、国債の売買などの保有・売買を行い利益を得ることを「投資」と言います。

私たちが行っている貯金も実は立派な資産運用のひとつですが、銀行口座に預けっぱなしにしておいても、金利が低いためお金が大幅に増えることはありません。

一方で投資は、長期的な視点で資産形成を図ることができ、複利の効果によって将来的には大きく資産が増える可能性が大きいです。

投資初心者の方は、10年、20年などの期間を決めて行う長期投資がおすすめです。

投資のメリットとデメリットをまとめると、

投資のメリット

  • 長期的な視点で資産形成を図れる
    ‥‥長期的な投資を行うことで将来今よりも資産を増やせる可能性があります。
  • 時間に囚われずに資産形成が出来る
    ‥‥長期投資なら目先の利益に囚われず、自分が働いている間でも無理なく資産運用することが出来ます。
  • リスクのコントロールがしやすい
    ‥‥長期投資では、リスクをコントロールする方法が複数あります。自分の資産を守りながら増やしていくことが出来ます。
  • リターンが期待できる
    ‥‥複利の効果で貯金と比べて将来的に資産が増える可能性が大きいです。

投資のデメリット

  • 利益がすぐに得られない
    ‥‥長期投資は長いスパンで資産形成を図る手法です。そのため、実際に利益が得られるのは数年・数十年先になります。
  • 元本割れのリスクがある
    ‥‥預金と違い、元本保証はありません。自分の資産が減る可能性があります。
  • コストがかかる
    ‥‥例えば投資信託では信託報酬と販売手数料が掛かります。不動産投資でも不動産の購入時のコストや運営していくためのランニングコストが掛かります。

投資のメリットとデメリットについて分かったところで、次は投資に回すお金の割合をどう配分すれば良いのかを確認しましょう。

一般的に、投資は「余裕資金」で行うのが良いとされています。

余裕資金とは、生活していく中で今すぐ必要とは思われないお金のことです。人によっていくらなのかは異なりますが、一般的には「貯金から非常時に必要な資金を差し引いて余ったお金」を指します。

投資の格言に「命金には手を付けるな」というものがあります。

生活費などの命金を投資に回すと、市場が自分の予想と違う動きをした場合、当然生活に支障をきたします。

病気やケガなど万一の時に困らないためにも、会社勤めなら貯金のうち月収×半年分、自営業なら更に上乗せした金額を残しておくと安心です。

余裕資金で投資を行うとはいえ、なるべくならリスクは低い方が良いですよね。

そんな時におすすめなのが「分散投資」です。

「卵は同じカゴで運ばない」

これは投資の鉄則とも言えます。

10個の卵を1つのカゴで運び、途中で落としたら全ての卵が割れてしまいますが、複数のカゴで運んでいれば他のカゴは無事です。

投資も同じで、投資先を複数決めてリスクを分散させることが大切です。

貯金1000万円の方におすすめの投資方法
  • 「株式投資」‥‥株券を買って株主となり、個人オーナーとしての権利が手に入る
  • 「日本国債」‥‥自分が国債の買い手となり、国にお金を貸すことで利息を得る
  • 「貯蓄型保険」‥‥保険でありながら貯金もできる保険商品

さらに資産を大きくしたい場合は「不動産投資」を視野に入れるのも良いでしょう。

その他にも、面白いものに「ワイン投資」があります。

ワインは生産年から熟成させ、適切な管理を行うことで価値が上がっていきます。

購入時より価格が上がったタイミングで売却して、利益を得るのがワイン投資です。

日本ではまだ一般的ではありませんが、ワイン投資も資産運用の一つです。ブランド品や人気のある生産者の作ったワインは価格の上昇が期待できます。

ワインは形があり、そのもの自体に価値がある実物資産です。

株や債券などと違い、価値がゼロになる可能性が低いのも特徴で、株などと値動きが異なるため分散投資にも向いています。

ただし、ワインは流動性が低いためすぐにお金に換えることは難しく、欧州産のものが多く為替リスク(外国為替相場の変動によって予定外の差損益が発生すること)があります。

自分で投資先を決めることはなかなか難しい…という方は、「投資信託」「ETF(上場投資信託)」を利用すれば簡単に分散投資が出来ます。

投資信託は、ファンドマネージャー(金融資産の専門家)が複数の商品の投資・運用を行います。

ETFは上場投資信託とも呼ばれ、投資家の取得方法が株式という点が非上場である投資信託と異なります。

詳しくは:ETFと投資信託、株式の違い日興アセットマネジメント

まとめ

貯金1000万円を貯める方法とその活用法、いかがでしたか?

大きな金額のように思われる1000万円も、しっかりと計画すれば貯められることが分かったのではないでしょうか。

自分と同じ年代でどれ位の人が1000万円以上を貯めたのか分かれば励みにもなりますよね。

また、1000万円が貯まったら更なる資産形成を図ることも可能です。

そのためには貯金や投資の性質を知り、それぞれのメリット・デメリットを理解することが大切です。

自分に合った資産形成の方法を見つけ、大切な資産を増やしていきましょう!

 

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