金利で25倍貯まる!賢い貯金の秘訣は銀行口座の使い分けにあった
生活費のやりくりから貯金まで、銀行口座は欠かせない存在ですよね。
このページに辿り着いたあなたは、
- 銀行の金利について知りたい
- 新しく銀行口座を作りたい
- 金利の高い銀行口座を知って効率よく貯金したい
- それぞれの銀行のメリットとデメリットを知りたい
とお困りではありませんか?
せっかく新しい銀行口座を作るのであれば、金利が高い銀行で賢くお金を増やしていきたいですよね。
金利が低いと言われている昨今ですが、賢く銀行口座を選ぶことが出来れば金利で25倍貯めることが可能になるんです!
この記事では、
- 金利、利子、利息、それぞれの意味と違い
- 金利が高いだけじゃない!お得なキャンペーン紹介
- 口座開設後の銀行口座の使い分け方
- なぜ銀行口座の使い分けが必要なの?
という疑問も解決しながら、金利の高いおすすめの銀行を、普通預金と定期預金それぞれ紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
- 金利って何?利子や利息とはどう違う?
- 金利の高さで判断!おすすめの銀行
- 目的に合わせて金利がお得になるキャンペーンを利用しよう
- 賢く確実に貯金するなら銀行を使い分けよう
- 各銀行の普通預金と定期預金の金利一覧
- まとめ
金利って何?利子や利息とはどう違う?
金利とは、パーセンテージ(%)で表されるお金を借りる側が貸す側に追加で支払う金額の割合のことです。
よく「金利」と意味を比較されるのが「利子」や「利息」という言葉ですが、違いを簡単に表すと以下の通りです。
- 利子:お金を借りる側が、貸す側に追加して支払うお金。
- 利息:お金を貸す側が、借りる側から追加で受け取るお金。
利子も利息も、「元本に追加されるお金」という意味でほとんど違いはありません。
金利は割合を指すのに対して、利子と利息は金額を指します。
利子(利息)が貰える時期は、普通預金と定期預金で異なります。
普通預金の場合は、毎年2月と8月(三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、イオン銀行等)のところもあれば、
毎年3月31日と9月30日(楽天銀行)、毎月末日に決算が行われ翌月初めに入金(ジャパンネット銀行)されるところもあります。
定期預金の場合は「単利型」と「複利型」によって異なり、銀行によっても異なります。
複利型の場合は満期の解約時で、単利型の場合は6ヶ月、1年など銀行によります。
定期預金をする時に知っておきたいのが「単利型」と「複利型」ですが、簡単に表すと、
- 単利型:「預けたお金にのみ」に利息がつく
- 複利型:「預けたお金+利息」に利息がつく
という意味になります。
複利型と単利型どっちが良いのか?については、長期で定期預金を考えている場合は複利型の方がお得です。
ただし、複利型にする場合は「個人のお客様で預入期間は3年以上」というような決まりがある場合がほとんどです。
また、金利が高い銀行の場合は単利型のみしか扱っていない場合もあります。
金利の高さで判断!おすすめの銀行
ここからは、金利の高い銀行を普通預金・定期預金それぞれ3つずつ紹介します。
普通預金で金利が高い銀行
・楽天銀行
・オリックス銀行
・ジャパンネット銀行
定期預金で金利が高い銀行
・オリックス銀行
・住信SBIネット銀行
・ソニー銀行
【普通預金】楽天銀行
普通預金の金利 | 0.02% |
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入会金・維持費 | 無料 |
振込手数料 | 楽天銀行あて:無料 他行:無料(最大月3回) |
ATM手数料 | 無料(最大月7回) |
WEBから約3分で口座申込が完了するという手軽さとスピード感のある楽天銀行。
口座開設に印鑑が不要で、申込後の本人確認書類の送付はスマホやケータイのアプリ「楽天銀行アプリ」から可能です。
口座開設後の残高確認や振込サービス等も、もちろんアプリからOK!
他にはないメリットとしては「楽天スーパーポイントが貯まる&使える」ということ。
口座開設&入金で1,000ポイントのプレゼントがあるので、普段から楽天を利用している人や楽天ポイントカードを持っている人は必見です!
またサービス展開が幅広く、将来投資やFXをしたいと考えている人、各種ローンを組む予定がある人、BIGやtotoを購入したい人にもおすすめの銀行です。
【普通預金】オリックス銀行
普通預金の金利 | 0.02% |
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入会金・維持費 | 無料 |
振込手数料 | オリックス銀行あて:無料 他行:無料(月2回) |
ATM手数料 | 無料(カードローン) |
オリックス銀行といえばカードローンを思い浮かべる人も多いと思いますが、不動産投資ローン、不動産担保ローンなど不動産に特化しているのも特徴です。
オリックス銀行は、金利の高さでいえば楽天銀行に並ぶのですが、使い勝手の良さについては注意しなければいけない点があります。
それは、提携ATMで出来るのは「借入」「返済」「残高照会」の3つのみということ。
そのため、オリックス銀行から出金をしたい時は、「振込予約」という手続きを行い他行へお金を移動させる必要があります。
毎月の引き落としでクレジットカードをメインで利用しているなど、ATMからの出金をめったに行わない人にはお金を増やす手段としておすすめです。
【普通預金】ジャパンネット銀行
普通預金の金利 | 0.015% |
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入会金・維持費 | 無料 |
振込手数料 | ジャパンネット銀行あて:54円 他行:172円(3万円未満)、 270円(3万円以上) ※インターネットバンキングの場合 |
ATM手数料 | 毎月最初の1回は無料 (入金・出金それぞれ1回) |
ジャパンネット銀行は、日本初のインターネット専業銀行です。
Yahooの連結子会社でヤフオク!のオフィシャルバンクでもあるので、ヤフオク!やファミマを利用することでTポイントを貯めることができます。
Yahoo全般サービスをよく利用する人には、ジャパンネット銀行が便利です。
【定期預金】オリックス銀行
定期預金の金利 | 0.25% |
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入会金・維持費 | 無料 |
振込手数料 | オリックス銀行あて:無料 他行:無料(月2回) |
最短2週間から最長5年まで預金可能なオリックス銀行。
「2週間定期預金」は、短期間で確実に利息を受け取りたい人や、普通預金の感覚で気軽に定期預金をしたい人など、初めて定期預金をスタートさせる時にもおすすめです。
預入金額は50万円以上で金利は年0.05%、例えば200万円を2週間預けると、利息は約32円となります。
「eダイレクト定期預金」では、6ヶ月、1年、2年、3年、5年の預入期間があります。
【定期預金】住信SBIネット銀行
定期預金の金利 | 0.2% |
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入会金・維持費 | 無料 |
振込手数料 | 住信SBIネット銀行あて、 三井住友信託銀行あて:無料 他行:ランクに応じて 月1回~月15回無料 ※それ以降は1回154円(税込) |
最短1ヶ月から最長5年まで、最低1,000円から預金可能な住信SBIネット銀行。
住信SBIネット銀行には、各サービスの利用に応じてランクが決まり優遇が受けられるサービス「スマートプログラム」があります。
ランクは基本ランクの1~4まであり、預金残高やVisaデビットカードの利用金額によってランク判定されます。
各サービス(給与の受け取り、口座振替、外貨預金、純金積立など)の利用で貯まったポイントは「スマプロポイント」と呼ばれ、現金やマイルに交換することが可能です。
【定期預金】ソニー銀行
定期預金の金利 | 0.15% |
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入会金・維持費 | 無料(月4回) ※5回目以降は1回108円 |
振込手数料 | ソニー銀行あて:無料 他行:無料(月1回) ※2回目以降は1回216円 |
ソニー銀行のVisaデビット付きキャッシュカードは、世界200以上の国と地域でショッピングOK、11通貨に対応しており、現地通貨がATMから引き出し可能です。
国内での利用では最大2%キャッシュバック、例えば毎月10万円を利用した場合、年間6,000円が現金で戻ってきます。
Visaデビットを頻繁に利用する人、海外によく行く人はソニー銀行がおすすめです。
目的に合わせて金利がお得になるキャンペーンを利用しよう
銀行口座を開設・賢く利用するには、実施しているキャンペーンも要チェック。
金利以外に決め手となるお得な点も銀行によって様々です。
ここからは、上記で紹介した金利が高い銀行「楽天銀行」「ジャパンネット銀行」「オリックス銀行」「住信SBIネット銀行」「ソニー銀行」それぞれのお得なキャンペーンを紹介します。
自分にぴったりの銀行口座を見つけましょう!
楽天銀行
楽天銀行はキャンペーンがとても豊富で、口座開設の他にもデビットカード、FX取引、住宅ローン相談など、楽天が運営する様々なサービスと連携したキャンペーンが随時開催されています。
- 口座開設で2ヶ月間ずっとポイント+4倍(最大1,500ポイント)
- 口座開設後の入金や対象サービスの利用で現金最大3,000円プレゼント
- 楽天銀行口座を家族・友人に紹介すると1名ごとに300ポイントプレゼント
- 楽天銀行口座からのEdyチャージで最大5,000ポイントプレゼント(~2018.9.30)
ジャパンネット銀行
ジャパンネット銀行も、常にいくつかキャンペーンが行われています。
- 新規口座開設で、毎月最大15回、2ヶ月間振込手数料が無料(~2018.10.19)
- 誕生月に普通預金口座に3,000円以上入金があった人の中から各月15名に1,000円分のAmazonギフト券プレゼント(~2018.11.30)
オリックス銀行
オリックス銀行はそこまでキャンペーンが豊富というわけではないですが、期間限定で見逃せないお得なキャンペーンが登場します。
- カードローン新規申込、契約で選べる電子マネー2,000円分プレゼント(~2018.10.31)
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は、期間限定・常設ともにキャンペーンが豊富で、BIG・toto、テレボート、自動車ローンなどのキャンペーンもあります。
- 新規口座開設で2,000円相当ポイントプレゼント
ソニー銀行
ソニー銀行では、キャンペーンの他にも特別企画やイベントも豊富です。
- 家族や友人への紹介で、紹介した人・された人それぞれに現金プレゼント
- Visaデビット付きキャッシュカードの「Sony Bank WALLET」を発行月の翌々月末日までに計5回以上利用すると1,000円プレゼント
⇒キャンペーン・特別企画 一覧|MONEYKit - ソニー銀行
各銀行のキャンペーンは自らエントリーが必要なものが多いので、口座を開設する前後で自分が利用できるキャンペーンがないかしっかりチェックしましょう!
次の章では、賢い銀行口座の使い分け方について確認していきます。
賢く確実に貯金するなら銀行を使い分けよう
銀行口座は開設してお金を預けたらそれで終わり!ではありません。
最低でも2つの銀行口座を毎月「使い分ける」ことで貯金が成功するかどうか明暗が分かれます。
早速、口座開設後の賢い銀行口座の使い分け方についてチェックしていきましょう。
「使う口座」と「貯めて増やす口座」を使い分ける
銀行口座を1つしか持っていない(もしくは1つも持っていない)、貯金はもっぱらタンス貯金だ!という人は、まず口座を2つ準備することからスタートしましょう。
既にいくつかの銀行口座を持っている人は、金利やキャンペーン、利便性などを考えてまずは2つに絞ってくださいね。
「使う口座」「貯めて増やす口座」それぞれどのように使い分けるのがベストなのかは以下の通りです。
- 使う口座(メイン)
給与振込用、クレジットカードの引き落とし、現金の引き出し用に使う。利便性、ATMの安さと使いやすさで選ぶ。 - 貯めて増やす口座(サブ)
金利が高いネット銀行がおすすめ。メイン口座から無料で自動積立出来る口座を選ぶと尚良い。
ネットで色々調べていると、給与振込用、貯金用、生活費引き落とし用、投資用、緊急用…など5つも6つも使い分けている人を見たことがあるかもしれませんが、初めから細かく分けすぎるのはおすすめしません。
銀行口座の数は多ければ良いというものではなく、目的別にしっかり使い分けができるかどうかが肝になるため、「口座開設をしたはいいけど使いこなせない」のでは意味がないからです。
まずは使う口座と貯金用の2つからスタートし、必要があれば目的に合わせて増やしていくといいですよ。
マイナビニュースの「貯金用にいくつ口座を使い分けているのか?」というアンケート調査では、2口と3口が上位を占めています。
なぜ使い分けが必要なの?
今まで銀行口座を使い分けてこなかった人にとっては、「なぜ銀行口座を使い分ける必要があるの?」と疑問に思うかもしれませんが、理由は大きく3つあります。
- お金の流れや量が把握出来るから
- 物を買うハードルを高く出来るから
- 「残った分だけ貯金する→結局貯金出来ない」のサイクルから抜け出せるから
ここからは、この3つについて詳しくチェックしていきましょう。
①お金の流れや量が把握できる
貯金、給与振込、生活費の支出、クレジットカードの支払いなど、これら全てを1つの銀行口座で管理するのは決して悪い事ではありません。
しかし、給与振込から各種引き落としまでの全てを1つの銀行口座で行ってしまうと、「何にいくら使ったのか?」「いくら貯金が出来たのか?」が把握しづらくなってしまうデメリットがあります。
そこでまずは貯金用の銀行口座を別に作り、収入と支出をはっきり管理出来るようにしておくことが大前提になります。
給料を貰ったら、まずは貯金用口座に自分で決めている貯金額を移して残ったお金で生活する(いわゆる先取り貯金)を実践することで、
- 先に貯金をしておくので「いくら取っておかなきゃ」というストレスから解放される
- 残った分のお金でどうやりくりするか?を考えるようになり、より節約意識に目覚める
というメリットが生まれます。
今メインで使っている銀行の金利が低い場合、金利の低い銀行でコツコツ…コツコツ…と貯金を増やそうとしていることの勿体なさにも気が付くはずですよ!
②物を買うハードルを高くできる
本来であれば貯金出来るはずのお金を、そのまま使う口座に残しておくと「使っても良いお金」と認識してしまいがちです。
- 先に貯金をしておくことで毎月使えるお金が制限される
- 貯金用の口座は別であるので、使っても良いお金として認識せずにいられる
といった貯金の仕組みを先に作っておくことで、「使う口座の中にあるお金だけでやりくりしなければいけない」という意識が生まれます。
口座にお金があるから大丈夫…と、アレもコレもつい買ってしまう無駄遣いを防げますよ。
③残った分だけ貯金しよう→結局貯金出来ない、のサイクルから抜け出せる
給料振込と同時に、貯金する分を貯金用口座に移しておけば、初めからその分はなかったものとして生活しなければいけません。
いわゆる「先取り貯金」と言われる方法で、
- いくら残しておかなきゃ…というストレス
- 残った分だけ貯金すればいいや!という考え
- 結局今月はお金が残らなかった…
ということを防ぐことができます。
確実に貯金するのであれば、先取り貯金という仕組みを最初に作ることをおすすめします。
各銀行の普通預金と定期預金の金利一覧
銀行名 | 普通預金 | 定期預金 (100万円を1年間) |
---|---|---|
みずほ銀行 | 0.001% | 0.01% |
三菱UFJ銀行 | 0.001% | 0.01% |
三井住友銀行 | 0.001% | 0.01% |
りそな銀行 | 0.01% | 0.01% |
オリックス銀行 | 0.02% | 0.25% |
あおぞら銀行 | 0.001% | 0.1% |
新生銀行 | 0.001% | 0.01% |
ジャパンネット銀行 | 0.015% | 0.02% |
セブン銀行 | 0.001% | 0.02% |
ソニー銀行 | 0.001% | 0.15% |
楽天銀行 | 0.02% | 0.03% |
住信SBIネット銀行 | 0.001% | 0.2% |
じぶん銀行 | 0.001% | 0.05% |
イオン銀行 | 0.001% | 0.05% |
大和ネクスト銀行 | 0.005% | 0.1% |
ゆうちょ銀行 | 0.001% | 0.01% |
(表中の金利は2018.8.3現在のもの)
上記の表は、主な都市銀行とネット銀行の金利を比較した表です。
普通預金ではそこまで大差がないものの、定期預金では大きな差が出ています。
定期預金の中でも特に金利が高いのは、「オリックス銀行」「ソニー銀行」「住信SBIネット銀行」で、いわゆる「ネット銀行」と呼ばれる新たな形態の銀行です。
都市銀行と比べてネット銀行の方が金利が高い理由は、店舗を持っていないからです。
店舗がないので、建設費も運営費もかからず、客と銀行員が対面する窓口がないため人件費も安く済みます。
そういった運営コストがかからない分、金利を高く出来る!というわけです。
試しに、金利の高低差が顕著に出ている定期預金で、100万円を1年間預けた場合に貰える利子(利息)の金額差を計算してみました。
- 【金利0.01%】100万円×0.01%=100円
- 【金利0.25%】100万円×0.25%=2,500円
上記のように、1年で25倍、2,400円の差が出ます。
利子(利息)からは約20%の税金が引かれるので、0.01%の金利で100万円を1年預けても、最終的に貰える利子(利息)は約80円です…。
今使っている銀行の金利があまりにも低いようだと、銀行自体を切り替えることまで考えてしまいますね。
まとめ
以上、金利の高い銀行と、銀行口座の賢い使い分け方について紹介しました。
普通預金で金利が高い銀行は「楽天銀行」「オリックス銀行」「ジャパンネット銀行」、
定期預金で金利が高い銀行は「オリックス銀行」「住信SBIネット銀行」「ソニー銀行」でしたね。
よりお得に口座を開設するにはキャンペーンをチェックすること、「使う口座」と「貯めて増やす口座」を使い分けることが貯金成功の秘訣です。
自分にぴったりの銀行口座を見つけて、賢くお得にお金を貯めていきましょう!