貯金100万円は案外簡単!効率的に貯める方法と貯まった後の活用法も紹介します
いざ貯金を始める時、まず100万円を目標にする人も多いのではないでしょうか。
でも、いきなり100万円を目指すのは自分には厳しいかも…という不安も同時に抱えているのでは?
この記事では、
- まずは100万円を目標に、貯金をスタートさせたい人
- 貯金100万円を達成し、もっと貯金を増やしたい人
に向けて、100万円を効率的に貯める方法や、100万円が貯まった後の活用法について紹介します。
貯金100万円を貯めるのは、そう難しくありません。
この記事を読めば、貯金100万円へのゴールが見え、モチベーションアップにも繋がること間違いなしです!
貯金が100万円ある人の割合
あなたは今、いくら貯金がありますか?
貯金額は人それぞれですが、貯金を始める上で1つの目標になる100万円の貯金がある人はどの位いるのでしょうか。
2人以上世帯の世帯主の年代別に100~200万円未満の貯金がある人をチェックしてみましょう。
<貯金が100万円ある人の割合>
20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
---|---|---|---|
8.0% | 6.6% | 5.4% | 4.1% |
貯金100万円~200万円未満の人の割合は、年代が上がるごとに少なくなっています。
年齢が上がるにつれ、貯金額も大きくなっているからだと考えられます。
資産を増やしていくためにも、早いうちから貯金100万円を達成したいですね。
貯金100万円を貯めることによって、どのようなメリットがあるのかご紹介します。
気持ちに余裕が出来る
貯金100万円があると心に余裕が生まれます。万一病気やケガで働けなくなったとしても、100万円あればしばらくは生活が出来ます。もしもの時の備えがあることは心の安定にも繋がるのです。
毎月の保険料が減る
病気やケガに備えて医療保険などに加入している人もいるでしょう。貯金100万円があれば、過度な保障を付ける必要がないので内容を見直して保険料を減らすことが可能です。
欲しいものがローンなしで買える
大抵のものは100万円あれば購入できます。買い物の時ローンを組まなくて良いので、利息に余分なお金を払う必要がありません。
100万円を貯金するのは難しいことではない
100万円を貯金することは、決して難しいことではありません。
「100万円貯めるぞ!」と大きな目標のまま突っ走るから、難しく感じてしまうのです。
まずは、毎月いくら貯金に回すことで、いつ100万円に達するのかを計算してみましょう。
例えば、
- 月に8万円貯めれば1年で達成
- 月に4万円貯めれば2年で達成
- 月に2.7万円貯めれば3年で達成
月に8万円を貯金するにはかなりの工夫と我慢が必要になりますが、月に2.7万円~4万円なら、少しの工夫と我慢で貯金が出来そう!と思いませんか?
いつも余った分だけを貯金していた、という人は、この機会に細かいところまで算出して達成できそうな目標を作ってみましょう!
ちなみに、DODAのアンケート調査によると20代の毎月の貯金額平均は5万円というデータが出ています。
毎月5万円貯めれば、1年で60万円、1年8ヶ月目で100万円に達します。
とはいえ、今まで貯金とは無縁だった人からすれば、月に5万円も貯金に回すのは至難の業。
貯金を始める時は、無理なく続けられる金額を設定するのがポイントです。
まずは、3年後に100万円を達成することを目標に、毎月2.7万円を貯金するところからスタートしてみましょう!
ここからは、毎月コンスタントに貯金をするにはどうすれば効率的なのか、おすすめの貯金方法を紹介します。
月2.7万円を貯めるには
まずは、普段の支出から見直してみましょう。
毎日の習慣になっている支払いの中に無駄が潜んでいることは多いものです。
例えば、出勤前にコーヒーを買ったり、ランチはいつも外食だったり、会社帰りにコンビニでお菓子を購入したり…。
コーヒーが1杯400円、ランチが1日1,000円を月に20日間続けたとすると、それだけで1ヶ月で28,000円の出費です。
自宅から飲み物やお弁当を持って行ったり、コンビニに寄るのは週2回までと決めるなど、無理のない範囲で支出を減らすだけでも月に2.7万円を捻出できますよ。
月8万円を貯めるには
毎月8万円もの金額を貯めるには、月2.7万円の貯金の時以上に支出を削ることが必要になります。
ランチやコンビニなどの無駄遣いをなくすのに加えて、毎月決まって発生する固定費を見直すのが効果的です。
固定費とは毎月決まって発生する費用のことで、代表的なものには保険料、家賃、スマホ代があります。
これらの固定費は、一度見直し出来れば長期間節約効果が持続するのに加えて、毎月ストレスなく継続的に支出を減らすことが出来ます。
- 過度な保障を付けている保険がないか見直す
- 格安SIMの携帯会社に変える
- 家賃が高いと感じるようであれば引っ越しを検討する
など、毎月当たり前のように支払っている費用を、少しでも削減出来ないかチェックしてみましょう。
その他にも、ボーナスがある場合はボーナス月だけ多めに貯金に回すなど、貯められる月に多く貯めることが大切です。
支出が削れたら、副業や不用品を売るなどして収入を増やす方法を探すのもおすすめです。
貯金100万円を達成したら次のステップへ
遂に目標の100万円を達成したら次のステップへ!
継続して続けていくことでどんどん資産を増やし、200万円、300万円を目指しましょう。
貯金100万円から新しいステージへ進む方法をご紹介します。
普通預金を卒業して定期預金に切り替える
貯金100万円を達成したら普通預金はもう卒業。定期預金に切り替えましょう。
定期預金は普通預金よりも金利が高く、中でもネット銀行は金利が高い傾向にあります。
新規口座開設キャンペーンを行っていることもあり、例えば住信SBIネット銀行の特別金利キャンペーンでは、1ヶ月ものの円定期預金が年1.0%(税引後年0.79%)で預け入れ出来ます。
100万円を預け入れた場合、税引後658円の利息が発生するのです。
イオン銀行では300万円未満のスーパー定期を3年以上預け入れると0.1%の金利が適用されます。
同じ預けるなら少しでも好条件の銀行が良いですよね。
預け入れ期間に応じて適用される金利は銀行ごとに違うので、自分に合った銀行を探しましょう。
すでに定期預金を利用している人は、より金利が高い銀行を探したり、自分に合ったキャンペーンを行っていないかチェックしてみると良いですよ。
資産運用にチャレンジしてみる
資金に余裕が出来たら、貯金の一部を投資に回してみるのも良い方法です。
投資には様々な種類がありますが、複利計算を利用した複利投資を活用しましょう。
複利計算とは、元金によって生じた利子を次の元金に組み入れて計算する方法のことです。
複利計算がすごいのは元金だけでなく利子にも次期の利子が発生するところ。
要するに、「元金+利子に利子がつく」という仕組みです。
下の例を見てみましょう。
元金100万円を金利年率5%で貸す場合
- 1年目 100万円×5%=5万円
- 2年目 (100万円+5万円)×5%=5万2,500円
- 3年目 (105万円+5万2,500円)×5%=5万5,125円
発生した利子が、翌年の元金に組み込まれているのが分かります。
このように、年数が経てば経つほど利息が雪だるま式に増えていくのが複利計算です。
複利投資では、複利計算の考え方を利用した「再計算」という方法があり、利子の代わりに受け取る配当金や分配金を投資に回し、どんどん資産を増やしていくことが可能になります。
「命金には手を付けるな」という、生活に必要なお金は残しておき、余剰資金で投資を行うことが重要であるという投資の格言があるように、
投資は貯金と違い元本割れのリスクがあるため、貯金全てを資産運用に遣うのではなく、余剰資金を確認して一部を投資に回すようにしましょう。
余剰資金の目安は、
- 会社勤めの人は自分の貯金から月々の支出額の合計×6ヶ月分を引いた金額
- 自営業なら更に上乗せして差し引いた金額
家計簿を付けていないという人は、月収の6ヶ月分(自営業はプラスα)を目安にすると良いでしょう。
半年分を確保しておく理由は、ケガや病気などで収入源が無くなった時に困らないためです。
まとめ
100万円を貯める方法、いかがでしたか。
一見大変そうに思える貯金100万円ですが、コツコツと継続して続けていけば必ず達成できる金額です。
まずは毎月の支出を把握し、毎日の何気ない出費を削り、銀行のサービスを上手く活用してみましょう。
実際に100万円を達成すると、自分にも貯金が出来るという自信に繋がるだけでなく精神的・金銭的にも余裕が出来ます。
100万円でも大きなメリットがあるのですから、目標達成した後は更に資産を増やしていきたいですね。
そのためには定期預金を利用したり、資産運用にチャレンジしてみましょう。
貯金100万円を達成して、より豊かな生活を送りたいものですね。