銀行はいくらまで貯金できるの!?預金限度額やペイオフについて知っておこう
銀行の預金って、最大いくらまで貯金できるの?
ゆうちょ銀行だけ預金の限度額があり、1貯金者1,300万円までと決められています。その他の銀行では基本的に普通預金の限度額はなく、いくらまででも貯金しておくことが出来ます。
しかし!
預金限度額がないからと言って、全財産を1つの銀行に預けてしまうのは危険だということをご存じですか?
銀行の預金には、万が一破綻して銀行がなくなった場合、1,000万円までしか保護されない「ペイオフ」という制度があるのです。
現在1つの銀行口座で預金が1,000万円を超えている人や、1つの銀行口座で1,000万円以上預金しようと考えている人は、ぜひこのまま読み進めてください。
- ゆうちょ銀行で預金限度額を超えたらどうなるの?
- 預金保険制度とペイオフについて
- 1,000万円以上の預金をどう守るか
といった、知らないと損するかもしれないお金の話を詳しく紹介しています。
ゆうちょ銀行で限度額を超えたらどうなるの?
2018年9月現在、ゆうちょ銀行の預金限度額は、通常貯金や定期貯金など合わせて1,300万円までとなっています。
では、預金限度額を超えてしまった場合はどうなってしまうのでしょうか?
公式サイトには、以下のように記載があります。
Q.預入限度額を超過したらどうなりますか。
A.預入限度額以内となるよう、払い戻しまたはオートスウィング基準額(通常貯金のご利用の上限額)の変更をしていただきます。
Q.オートスウィング基準額とは何ですか。 また、変更はどこから行うのですか。
A.総合口座に設定する通常貯金ご利用の上限額のことです。
※オートスウィング基準額を超える金額は、利子が付かない振替口座(振替貯金)に自動的に移動します。
※ゆうちょ銀行の貯金(振替貯金口座および財形貯金を除く)には預入限度額が設けられておりますので、預入限度額を超えないよう、ご利用予定に応じたオートスウィング基準額の設定をお願いします。
要するに、預金限度額を超えた金額分は通帳に「振替」と記載され、利子の付かない振替口座で管理されるというわけです。
なお、預金限度額を超えた場合は、ゆうちょ銀行から通知が届きます。
詳しくは公式サイトへ:ゆうちょ銀行
預金保険制度とペイオフについて
預金保険制度とは、万が一金融機関が破綻した場合に、預金保険機構によって預金者に払い戻しを保証してくれる制度です。
ペイオフとは、預金保険制度の中の「1000万円までしか保護されませんよ」という部分で、ペイオフ対象の預金については「1人あたり元本1,000万円とその利息分のみしか戻ってこない」ということになります。
預金保険制度で全額保護されるもの、ペイオフ対象のものを簡単に仕分けると以下の通りです。
【全額保護されるもの】
・利息の付かない普通預金
・当座預金(無利子かつ小切手と引き替えに払い戻しするもの)など
【ペイオフ対象の(1,000万円までしか保護されない)もの】
・利息のつく普通預金、定期預金、定期積立など
【預金保険制度対象外のもの】
・外貨預金
・譲渡性預金
・無記名預金など
ちなみに、
- 同じ銀行で複数の支店に預金がある場合は、それらを合計した元本1,000万円までとその利息が保護される
- 銀行が合併した場合は、合併前に預けていたそれぞれの金額が合算されて扱われる
- ゆうちょ銀行で預金限度額を超えて振替口座で管理されている分は、「利息の付かない普通預金」にあたるので全額保証される
ということになります。
ほとんどの人が、ペイオフ対象となる利息のつく普通預金、定期預金、定期積立などを利用しているのではないでしょうか。
次の見出しでは、1,000万円までしか保護されないのであれば、超えた分の預金はどうすればいいの?ということについて紹介していきます。
ペイオフを理解して預金を分散させることが大切
安全第一を考える人に一番おすすめの方法は、普通預金・定期預金に限らず、1銀行につき1,000万円までの預金で預け先を分散させることです。
1,000万円以上対象の大口定期預金に切り替えるという選択肢もありますが、結局は預金保険制度の対象となり、全額保護の対象にはならないためです。
国債がおすすめ、投資信託がおすすめという意見もありますが、訳の分からないまま手を出してしまうことだけはないように注意してくださいね。
銀行の窓口に相談しに行くのも一つの手ですが、自分にとって本当にメリットがあるのか?を最優先に考えることを忘れずに。
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これから預金を分散させたい人、定期預金を始めたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。