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【貯金額比較】みんなどれくらい貯金しているの?年代別平均貯金額と貯金の目安を徹底解説

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多くの人が抱える、自分の貯金への不安。
親しい友達に対してでも、「貯金いくらある?」なんていう質問をするのはちょっと躊躇ってしまいますよね。

将来に備えて若いうちから貯金をしているという人も多いかと思いますが、実際どれくらいの金額を貯金をしたら良いのか分からないという人もいることでしょう。

そこで本記事では、

  • みんなどれくらい貯金しているの?
  • 将来に備えて、毎月どれくらい貯金しておけば良いの?

このような皆さんの疑問にお答えしていきます!
貯金の目安や目標をしっかり把握しておくことで、将来に対する漠然とした不安はなくなるはずです。

年代別 平均所得と平均貯金額

まずは、各年代で皆がどれくらいのお金を稼いで、どれくらいの貯金をしているのかを見ていきましょう。

厚生労働省の「平成28年度 国民生活基礎調査」によると、各年代における1世帯あたりの平均所得と平均貯金額は下記のようになっています。

世帯主の年代でみた1世帯あたりの平均所得と平均貯金額

 

平均所得(年間)
平均貯金額
20代
343.5万円
154.8万円
30代
562.1万円
403.6万円
40代
670.7万円
652.0万円
50代
743.1万円
1,049.6万円

自分の貯金額と比較してみて、どうだったでしょうか?

「みんなそんなに貯金しているの!?」
とショックを受けた人もいるかもしれませんが、上記はあくまで「平均値」です。


例えば20代であれば、何歳で就職して働き初めたのかで貯金額は大きく変わってきます。実際は人によって所得や貯金額には大きな偏りがあるということを頭に入れておきましょう。

貯金の目安ってどれくらい?人生のイベントに備えた貯金額の目安

では実際、必要な貯金額の目安ってどれくらいなのでしょうか?
必要な貯金額の目安は、人生で起こる大きなイベントによって決まってきます。

人生で起こる大きなイベントと、それにかかる大まかな費用をまとめてみました。

結婚

結婚式の挙式・披露宴の費用の全国平均は「357.5万円」です。
(リクルートマーケティングパートナーズ 「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」より)

「高過ぎ!」と思った人もいるかもしれませんが、ある程度はご祝儀でまかなえるのでご安心ください。

同調査によると、結婚式のご祝儀総額の平均は「232.8万円」です。
両家の両親がある程度支援してくれるという場合もありますが、カップルで合わせて「120〜130万円程度」の金額は準備しておきたいとことです。

出産

出産にかかる費用の全国平均は「50.6万円」です。
(国民健康保険中央会 「出産費用 平成28年度」より)

このうち出産一時金として「41万円」が支払われるため、出産そのものにかかる費用はそれほど大きくないです。
しかし子どもができると、後述する「子どもの進学」などで大きな出費が発生します。

マイホームの購入

マイホームの購入費はどこにどれくらいの大きさの家を建てるかで大きく変わってきますが、いずれにせよ人生における大きな出費となります。

マイホームの購入にかかる費用の全国平均は下記のようになっています。

新築戸建
4,039万円
中古戸建
2,393万円

(住宅金融支援機構 「2017年度 フラット35利用者調査」より)

これに対して頭金を3割支払うと仮定すると、新築戸建であれば「1,200万円程度」、中古戸建であれば「700万程度」の金額を準備しておく必要があります。

子どもの進学

子どもの教育費はどのような進学コースを選択するかで大きく異なりますが、マイホームと並び人生の大きな出費となります。

一例として、幼稚園から高校まで公立、大学のみ私立というコースを選択した場合、子ども1人あたりにかかる教育費は下記のようになります。

幼稚園(3年間)
70.2万円
小学校(6年間)
193.2万円
中学校(3年間)
143.7万円
高校(3年間)
135.3万円
大学(4年間)
403.3万円
合計
945.7万円

(文部科学省 「平成28年度子供の学習費調査」および 「私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査」より)

月いくら貯金すれば良いの?所得別 貯金早見表

ではこれらの人生のイベントに備えるには、どれくらいの金額を貯金しておけば良いのでしょうか。

一例として、

  • 結婚後に2人の子どもを出産し、2人とも大学まで進学(幼稚園から高校まで公立、大学のみ私立)
  • 新築戸建のマイホームを購入(4,039万円に対して頭金3割を支払い)

という人生プランを想定した時、生涯で約3,300万円の出費が発生します。

3,300万円と聞くと途方もなく大きな金額に聞こえますが、実際どれくらい貯金をしていけば、これほどの金額を貯めることができるのでしょうか。

世帯年間所得別の、10年後・25年後の貯金早見表を下記に示します。

世帯年間所得350万円

 

1ヶ月の貯金額
貯まる金額
10年後
25年後
所得の2割を貯金
5.8万円
700万円
1,750万円
所得の3割を貯金
8.8万円
1,050万円
2,625万円
所得の4割を貯金
11.7万円
1,400万円
3,500万円

世帯年間所得500万円

 

1ヶ月の貯金額
貯まる金額
10年後
25年後
所得の2割を貯金
8.3万円
1,000万円
2,500万円
所得の3割を貯金
12.5万円
1,500万円
3,750万円
所得の4割を貯金
16.7万円
2,000万円
5,000万円

世帯年間所得750万円

 

1ヶ月の貯金額
貯まる金額
10年後
25年後
所得の2割を貯金
10.8万円
1,300万円
3,250万円
所得の3割を貯金
16.3万円
1,950万円
4,875万円
所得の4割を貯金
21.7万円
2,600万円
6,500万円

3,300万円という金額を25年で貯めたいと思ったら、

  • 世帯年間所得350万円であれば、所得の4割程度
  • 世帯年間所得500万円であれば、所得の3割程度
  • 世帯年間所得750万円であれば、所得の2割程度

これくらいのペースで貯金をすれば、貯めることができます!

実際は、マイホームにはそこまでお金をかけないという人、子どもをたくさん作りたいという人、人生のイベントにおける出費は人によって様々です。

自分の描く人生プランに合わせて、必要となる貯金額を一度見積もってみることが大切です。

人生のイベントに備えた貯金があれば、将来に対する不安はなくなる!

人生とお金は、切っても切れない関係です。
自分の今の貯金額から、将来に対して漠然とした不安を抱いている人も多いでしょう。
しかし、貯金の目安や目標をしっかり把握しておくことで、将来に対する不安は少なくなるはずです。
若いうちから貯金に対してしっかり向き合うことで、いざと言う時にお金に困らない人生を送りましょう!

参考